店長挨拶と梅作りについて


ご来店いただきましてありがとうございます。
和歌山県みなべ町で梅農家をしている、前田喜一郎と申します。

自分の作ったホームページで自分の作った梅干しを直接販売したいと思い、2002年にホームページを作りました。
これは農家の私たちが目指して作っているA級の梅干しは、普段食べるものとしてほとんど皆様のお手元に届いていないと思ったからです。
加工業者や問屋を経て、百貨店などで贈答用として販売されている梅干しは、食べるのが勿体ないような価格で販売されています。
私は梅干しを普段食べるものとして食卓に置いて欲しいと思っています。

私はごく普通の農家で商才があるわけではありませんので、最高の梅干しをご提供することとお客様に説明することに、とにかく真面目に取り組みたいと思っています。
少しでも疑問があれば、お問い合わせからご連絡下さい。必ず返信いたします。
昼間は畑で仕事をしていますので、返信は夜になる事をご了承ください。


元々、南高梅は梅の種類の中でも、品質や味の良さは群を抜いており、梅干しに最適の品種です。
しかし、その南高梅でも漬ける作業を誤れば、美味しい梅干しには仕上がりません。
重要な点は、「旬」と「完熟」だと思います。

旬については、例えばみかんで考えてみると、早い時期のみかんは甘みが少なく酸っぱいですね。
薄皮も分厚くしっかりしています。

旬のみかんは、酸味が減り甘さがのってきます。薄皮も薄くて美味しいですね。

旬を過ぎたみかんは、酸味がほとんどなくなって甘いのですが、みずみずしさがなくなります。
薄皮もハリがなくなって、甘いけど美味しくない状態だと思います。

梅もみかんと全く同じです。
旬の梅でなければ、美味しい梅干しになりません。

完熟については、木で完熟させた梅だけを使います。
畑一面にネットを敷いて、梅が完熟して自然と枝から落ちた梅を漬けています。

完熟してネットに落ちた梅は、1時間日差しを受けるとダメになってしまいます。
そのため、夜明けとともに収穫作業を家族総出で行います。
できるだけ早く収穫して、少しでも早く漬け込みをします。

このように旬と完熟にこだわって、やわらかい果実感がある梅干しを作っています。

よく、自宅で梅干しを作るのですが上手にできないというお問い合わせをいただきます。
スーパーなどで売られている梅は、木から取って収穫したものです。
梅が黄色くなるまで追熟したとしても、木で完熟させたものとは違うので仕方がないのですよとお答えしています。


そして、梅作り・畑づくりにはこだわりを持っていたいと思います。

美味しい、栄養のあるものを作ろうと思えば、「木」が元気でなければなりません。
元気な木を作るには、畑が良くなければいけないと思います。

例えば、濃い化学肥料を使うのは簡単ですが、やはり土を良くする為に有機肥料や土壌改良剤を使っています。
他にも、除草剤の使用を年1回に限定するなど、「良い土・良い畑」「元気な木」「美味しい・栄養のある梅」にこだわりを持って頑張ります。